野球

ダイヤのA

寺嶋 裕二
講談社
週刊少年マガジン

このマンガのレビュー

野球漫画においてかっこいい決め球というのは速球や魔球のイメージでしたが、現実的な高校野球で「勝負どころで決められるアウトロー(外角低め)はどれほど脅威なのか」のを教えてくれた作品です。全国から優秀な選手を集める強豪校はズルい印象があったのですが、本作で描かれるエリート校ならではのはげしいポジション争い、そのなかできらめく誇りの美しさにもすっかりやられてしまいました。 黒木 貴啓

数多くの野球漫画があれど、登場人物の“熱さ”を測定したら、ダイヤのAが一番ではないでしょうか。スポーツマンガ史上最高の“熱さ”は、読み手にも伝播し、ダイヤのAを読んだ人、読んでない人で、その後の行動力、ひいては一人あたりのGDPに有意な差が判明!いう研究結果が、近い将来発表されるのではないかと私は予想しています。かくいう私自身も球児たちの“熱さ”に昂ぶり、「母校のエースに届け!」という企画を提案。母校の野球部を応援するメッセージをwebに投稿すると、そのメッセージが沢村栄純たちが描かれたポスターに個別に印刷され、全国5000校の野球部に本当に届く、という企画をさせていただきました。一読者にそこまでさせてしまう漫画。それがダイヤのAです。日本国民全員に是非とも読んでほしい作品です。 中村 太一

舞台は幾度となく甲子園に名を刻んできた東京の名門高校。才能を持つ者たちが集められた強豪校で、荒波にもまれながらも成長していく姿に胸が熱くなります。また主人公のキャラクター性も魅力の1つ。強者相手にも引けを取らずどかどか踏み込んでいく姿は読んでいて爽快です。お調子者でちょっと抜けてる性格なのも愛らしさがあり、惹き込まれます。 アム

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