空手

空手バカ一代

原作:梶原 一騎、作画:つのだ じろう(第一部 - 第三部)、影丸 譲也(第四部 - 第六部)
講談社
伝説の空手家・大山倍達の半生を描いた伝記的な作品

空手そのものだけではなく実在した人物の人生を描いた作品であるところが面白い。 清廉さ、真摯さ、情熱を重んじる人物像を主人公にしたところに少年マンガのお手本を見る。ハードボイルドやノンフィクションを感じさせる他のマンガにない迫力が作品の魅力をいっそう引き立てる。事実を完全に再現することの難しさに挑戦した梶原一騎氏の力作であり、空手ブームを巻き起こした傑作といえる。馬場 晋一

主催
助成