「柔道部物語」など格闘技マンガを得意とする小林まことが、恵本裕子の面白すぎる選手歴と人間性に惚れ込んで実現した異色タッグ。トップアスリートが「原作」を務めるスポーツマンガは他にもあるが、アスリートのキャラとマンガの作風がこれほどマッチした作品は珍しかろう。小林マンガの王道の展開!と思わせる部分が作中に多々あるが、これがすべて脚色なしの実話というから恐れ入る。悲壮感とは縁遠いややお気楽な日常と、試合に臨んでの張り詰めた非日常、緩和と緊張の往還が、読者をぐいぐいと引き込んでいく。表 智之
「柔道部物語」など格闘技マンガを得意とする小林まことが、恵本裕子の面白すぎる選手歴と人間性に惚れ込んで実現した異色タッグ。トップアスリートが「原作」を務めるスポーツマンガは他にもあるが、アスリートのキャラとマンガの作風がこれほどマッチした作品は珍しかろう。小林マンガの王道の展開!と思わせる部分が作中に多々あるが、これがすべて脚色なしの実話というから恐れ入る。悲壮感とは縁遠いややお気楽な日常と、試合に臨んでの張り詰めた非日常、緩和と緊張の往還が、読者をぐいぐいと引き込んでいく。表 智之