©︎森末慎二・菊田洋之/小学館
採点競技が持っている本質的なジレンマに踏み込んだストーリーは、金メダリスト森末慎二が原案なればこその不朽の名作。すばらしい演技だから高い点数がつくはずなのに、いつの間にか高い点数がつく演技こそすばらしいという価値観に逆転してしまう矛盾は、あらゆる採点競技についてまわります。そこに、“楽しい体操”という極めてシンプルな価値観を大切にすることの重要性が無理なく描かれていて、それがまったくお説教臭くないのが本当にすごいマンガです。松岡 忠幸
採点競技が持っている本質的なジレンマに踏み込んだストーリーは、金メダリスト森末慎二が原案なればこその不朽の名作。すばらしい演技だから高い点数がつくはずなのに、いつの間にか高い点数がつく演技こそすばらしいという価値観に逆転してしまう矛盾は、あらゆる採点競技についてまわります。そこに、“楽しい体操”という極めてシンプルな価値観を大切にすることの重要性が無理なく描かれていて、それがまったくお説教臭くないのが本当にすごいマンガです。松岡 忠幸