その他

ちはやふる

末次 由紀
講談社
記憶力と瞬発力のスポーツ「競技かるた」の魅力が詰まった傑作

競技かるたに青春をかける主人公たちの姿から、「一生懸命」の真の意味に気付かされました。本番で極限の集中力を発揮するために、日頃の練習から本気で取り組む姿は、運動部さながら。主人公・千早の、まっすぐに努力を続ける姿からは、「私も目の前にあるものごとに一生懸命取りくもう」という気持ちが自然と湧き上がってきます。主人公たちが競技かるたにかける「想い」が結果を大きく左右する、というのは、実社会でも大切な教訓だと感じます。また、読んでいるうちにいつの間にか和歌についての知識が身についているのもポイントです。萬田 大作

主催
助成