2日間で10種類の陸上競技をこなす過酷な十種競技を描く作品。コミカルな展開を所々挟みながら、山田芳裕先生の泥臭くくせのあるタッチでの物語展開は、競技の中で疲労と限界にさらされる選手たちや筋肉の悲鳴が目の前に迫ってくるような感覚を覚える。「鉄人」たちの極限の戦いを是非読んでほしい。森尾 貴広