©︎松本大洋/小学館
卓球

ピンポン

松本 大洋
小学館
「才能」と向き合って自分を知って道を拓く青春群像劇

スポーツというものに触れる中で、絶対に突き当たる「才能」と「挫折」。『ピンポン』では、才能を持ち、負けられないというプレッシャーに押しつぶされそうになる孤独な強者や、人一倍努力はするが才能は無い者など、それぞれの立場を持った5人の高校生が描かれます。才能のないものは舞台に立つことすらできない、ストイックでそぎ落とされた世界だからこそ、少年たちの文字通り血反吐を吐くような努力が、逃げることのできないくらい真正面からどストレートに突き刺さります。そして、その突き詰めに突き詰めきった世界の頂上で、2人の少年は何故笑顔だったのか? 間違いない傑作を是非読んでほしいです。小林 優介

主催
助成