©小林有吾/小学館
サッカー

アオアシ

小林 有吾
小学館
ユースからプロになるサッカーの時代、高校生のサッカー人生を描く

『アオアシ』は、東京のユースチームを舞台に、プロになるべく切磋琢磨する少年たちを描汲作品。本作に置いて重視されているものの1つが「考える」こと。かつては「スポーツ根性モノ」というくくりもあったスポーツ漫画。個人的に「根性」という括りは苦手なのですが、本作はその「根性」を分解し、逆境を打破しようとする知性と、ピンチでも考え続けるメンタルのタフさとして描いているように感じます。考え続ける少年たちが発する言葉たちと、試合中、その言葉すら発せないような緊張感が高まりきった刹那の瞬間と、そこから解放されるカタルシスは必見です。小林 優介

主催
助成