2021年7月13日

「2021年夏 スポーツを100倍楽しむマンガ100選」発表

日本財団(東京都港区、会長笹川陽平)と一般社団法人マンガナイト(東京都文京区、代表山内康裕)は、「これも学習マンガだ!〜世界発見プロジェクト〜」の一環として、スポーツの面白さやマンガの中のアスリートの魅力、普段知る機会の少ない競技を伝えることを目的に、「2021年夏 スポーツを100倍楽しむマンガ100作品」を選書しました。

今回は、初めて「スポーツ」をテーマに選書しました。スポーツマンガは、多種多様な競技を知るだけにとどまらず、努力、チームワーク、物事に向き合う姿勢等の視点を楽しく得ることができ、アスリートも「人生の教科書のような存在」とコメントしています。現実のアスリートの活躍やスポーツ大会と同じように熱狂を生み、強い感動と同時に新しい世界との出合いや様々な価値観を提供。さらには、コロナ渦でも情熱を持ち、諦めない気持ちを持ち続けることの大切さを伝えたいと考えています。

「2021年夏、スポーツを100倍楽しむマンガ100選」では、バスケットボール『SLAM DUNK』、サッカー『アオアシ』、バレーボール『ハイキュー!!』、ボクシング『あしたのジョー』、柔道『YAWARA!』などおなじみの競技・作品に加え、車いすバスケットボール『リアル』、ブラインドマラソン『ましろ日』などパラスポーツ競技から8作品を選出。また、カバディ『灼熱のカバディ』、なぎなた『あさひなぐ』、eスポーツ『東京トイボクシーズ』、競技かるた『ちはやふる』など、文化・歴史も学べる伝統競技やこれから普及が期待される競技の作品も選ばれました。

■マンガ作品推薦に関わったアスリート・有識者のコメント

・五郎丸歩・元ラグビー選手

「目標が持ち辛い幼少期に、スポーツを続けやり抜くことで多くのことを成し遂げれるのだと希望を持たせてもらった」

・渡邊剛・パラ卓球選手

「特に10代の頃に出会った作品は人生の教科書のような存在(『柔道部物語』に寄せて)」

・上山友裕・パラアーチェリー選手

「普通の中学生がオリンピックを目指す物語。スポーツの大切さが詰まっている(『ガンバFly High!』に寄せて)」

・宮本大人・明治大学国際日本学部教授

「車椅子バスケットボールと出会う若者たちを通して描いているのは、この世界の誰もが自分のリアルと向き合う主人公なのだという思想だ。(『リアル』に寄せて)」

・吉田尚記・ニッポン放送アナウンサー・マンガ大賞発起人

「『風の大地』を読んで、大人はゴルフというスポーツに人生を見いだしながらプレイしていたんだ、ということが実感として伝わってきました」

・中村公彦・コミティア実行委員会代表

「一つの物事に命を懸けて真摯に打ち込むことが、人としての成長に結びつくことを描いた、まさにスポーツ漫画のバイブルと言える(『エースをねらえ!』に寄せて)」

■「2021年夏、スポーツを100倍楽しむマンガ100選」選書方法

アスリート、スポーツ関係者、マンガ有識者、図書館員等128名の方からマンガ作品を最大10作品推薦いただき、得票数を元に100作品を選出しました。紹介する競技に偏りが出ないよう、各スポーツジャンル内で5作品までとしています。

■「これも学習マンガだ!〜世界発見プロジェクト〜」とは

「これも学習マンガだ!」は、日本財団主催で2015年度からスタートしました。新しい世界を発見できるマンガや学びにつながるマンガを選出・発表し、作品を国内外の読者に届ける事業です。マンガの持つ「楽しさ」「分かりやすさ」「共感力」に着目し、社会をより良いものにしていくことを目的とし、マンガを通じて「楽しみながら学ぶこと(=edutainment)」を継続的に推進しています。

「これも学習マンガだ!」公式ホームページ:https://gakushumanga.jp/

お問い合わせ:一般社団法人マンガナイト info@manganight.net 

主催
助成