©山岸凉子/KADOKAWA
バレエ

舞姫 テレプシコーラ

KADOKAWA
過酷な現実と天才への期待。美麗に描かれたバレエの世界

『日出処の天子』『アラベスク』の山岸涼子によるバレエマンガ。バレエを習う小学校5年生の篠原六花(第二部では高校一年生になる)と、彼女をめぐる人々が描かれる。いじめ、ケガ、身体、振付、重圧、ありとあらゆる要素がバレエを軸にして渾然一体に描かれる。過酷な場面もあり、いまでも思い出そうとしても自分の中でその場面を思い出すことを止めてしまうほどで、衝撃を受けた記憶だけが蘇る。第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。米光 一成

主催
助成