©古舘春一/集英社
バレーボールは、あまりルールをわからなくても見ていれば熱狂できるスポーツだった。「床にボールを落としてはいけない」という単純明快さが交互に繰り返されることで1ラリーごとに息をのむ瞬間が続く。初めて生でバレーボールの世界戦を観戦した時、その迫力とスピードに圧倒された。そして、『ハイキュー!!』を読み、あの目まぐるしい攻防の中でいかに多くの駆け引きが繰り広げられているのかを知った。一つ一つの動き全てに意味があり、ゲーム全体を構成している。「見ていれば熱狂できるスポーツ」だったバレーボールは「もっと知りたいスポーツ」に変化した。このマンガを読んでから、また生でバレーボールを見れる日が待ち遠しくて仕方がない。うなぎ