圧巻の臨場感!キャラも魅力的な大人気バレーボールマンガ
日向翔陽に魅せられた。高身長であることが圧倒的優位になるバレーボールにおいて、身長164.2センチという不利な体格。だが、「小さいことは不利の要因であっても、不能の要因ではない」(ライバル選手である星海光来の言葉)。その言葉のとおり、日向翔陽は可能性をつきつめ、成長する。自身の身体の動かし方を学び、味方チーム、相手チームを分析し、戦術を鋭く磨く。ひとりのスポーツ選手が伸びていく様が最終巻まで気持ちよく描かれ、爽やかな読後感に包まれた。柿崎 俊道