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車いすバスケットボール

リアル

井上 雄彦
集英社
それぞれの現実の困難に向き合う。車いすバスケは格闘技だ

病気による障害、事故による障害、そして障害を負わせてしまったことによる重い責任。主人公三人が向き合う、三者三様のリアル。戸川ひとりがスーパーヒーローなのではない。高橋ひとりが絶望に向き合っているのではない。野宮ひとりが罪の意識を抱えているのではない。『SLAM DUNK』の井上雄彦が、車椅子バスケットボールと出会う若者たちを通して描いているのは、この世界の誰もが、自分のリアルと向き合う主人公なのだという思想だ。宮本 大人

主催
助成