©渡辺航(秋田書店)2008
アニメやゲームのためにママチャリで千葉から秋葉原までママチャリで通っていた高校生・小野田坂道。その経験で培われた驚異の「漕ぎ」を見出され、坂道はアツくて過酷な高校自転車ロードレースの世界に身を投じていきます。チームワークの大切さはどのスポーツにも言えることで、もちろんロードレースでもかなり重要視されます。ですが、ロードレースは自分のコースを走っている時は孤独...。自分との戦いなのです。直線道路、激坂、そして後を追ってくる敵たちと戦いながら、チームの襷を繋げるために最後まで全力で漕ぎ続けるその姿に思わず胸がアツくなります。チームワークはもちろん、自分との戦い方について考えさせられる作品です。ちゃんめい