バレーボール

少女ファイト

日本橋 ヨヲコ
講談社
複雑な人間関係を描く、高校女子バレー群像劇

作者の日本橋ヨヲコさん曰く、バレーボールでは空気を読むことが重要だそう。各々の抱える事情を相互の「コミュニケーション」によって解きほぐしていく主人公たちは、「空気を読まず」場を引っ搔き回していくため、自ら悪役を名乗っていきます。繊細な心理描写から生まれるドラマと、ハッキリした線で描かれる、静動のメリハリがある描写。そこに日本橋ヨヲコさんの趣味が反映されたサブカル風味が端々に効いて、1粒で3度美味しい漫画になっています。小林 優介

主催
助成