「コート上の格闘技」と呼ばれる車いすバスケットボールを軸に、3人の男たちの人生を描いた『リアル』。本作を読んで私は車いすバスケを知りました。自分の両腕だけを使って、コートを走り回り、シュートまでうつ。その激しさに衝撃を受けました。自分の腕だけを使って前に進み続けていく。『リアル』に出会って私は、車いすバスケの醍醐味を、そして人生の歩み方を教わりました。江口 ひろ