その他の サッカー マンガ
赤き血のイレブン
- 少年画報社
スペインで活躍する久保建英選手が出てきたとき、この名前を想起したマンガ好きは少なくないだろう。「天才・久保嘉晴」。『シュート!』をサッカーマンガ界の伝説にしたキャラクターだ。久保はその才能で、主人公・田仲俊彦をはじめとする多くの人を太陽のように魅きつけ、そして圧倒する。自分の中の憧れとどう折り合いをつけ、乗り越えていくのか。『シュート!』はそんな成長の物語だ。己の才能と日々向き合い苦悩しているすべての人に薦めたいマンガ。 松田 健
サッカーを描いたマンガは数多いが、シリーズ全体で合計66巻は現在『キャプテン翼』につぐ長さではないだろうか。しかしスピード感ある展開と構成は決して長さを感じさせない。主人公の田仲俊彦が性格的に穏やかなキャラクターゆえに、チームメイトやライバル達の濃いキャラが立っているのも本作の魅力。そして何より、物語ごく序盤にしか登場しないが、作中随所にその存在感を発揮している主人公の一学年先輩でサッカーの天才、久保嘉晴の存在感が本作の最大の魅力と言えるだろう。「サッカー好きか?」「ああ、それだけなら誰にも負けねえ」。この何気ないやり取りが本当に心に残る。 筆谷 信昭
本作は連載開始から約30年ほどが経ちますので、特に10代20代の方は、作中の描写と現代の時代背景とのギャップに驚かれる方が多いかと思います。また、本作はサッカー漫画ではありますが、恋愛模様も描かれている作品になりますので、40代前後の方々は当時の青春を思い出しながら読んでいただけるのではないでしょうか。 谷口 晋也
私は1部好きですが。天才は死ぬんですよね。無くなった天才は神格化されていくのは王道のパターンだとは思いますが、わかりやすくて好きでした。「トシ、サッカー好きか?」の名言は今でも痺れます。そしてそこから成長する神谷とその苦悩。でも映画は当時大人気アイドルが主役をやりましたが、僕は受け入れられませんでした…。 鴨志田 由貴