その他の 野球 マンガ
大甲子園
- 秋田書店
- 週刊少年チャンピオン
ドカベン
- 秋田書店
- 週刊少年チャンピオン
がんばれ!!タブチくん!!
- 双葉社
背番号0
- 小学館
隠し球ガンさん
- ビーグリー
光の小次郎
- 講談社
怪物投手と智将。中学野球で恐れられた天才バッテリーが、野球部もない高校に入学していた。その原因は、智将が記憶喪失で野球素人となってしまったこと。中学時代、彼らに心を折られ野球を辞めることを決意した天才たちが偶然にもそこに集まって…というのがこのマンガのあらすじである。天才は残酷だ。周囲に希望を与えると同時に、才能の壁という絶望を見せつける。その壁にぶつかった人々が、再びどう希望を見出し再生していくか。天才でないすべての人が共感できる人間ドラマ。 松田 健
中学時代に怪物バッテリーとして名を馳せたキャッチャーが記憶喪失になり、高校では野球と無縁の青春おバカライフを満喫しようとするも…という、最初は野球を題材にしたコメディ漫画だと思っていました。物語が進み、キャッチャーが記憶を失くした謎ともに明らかになる、才能が物言う世界の残酷さ。本気でプロを目指すアスリートたちの苦悩と、それでも青春を捧げてしまう、"スポーツの夢と狂気”を笑いとサスペンスたっぷりに描いた傑作だと思います。 黒木 貴啓
あるきっかけでスポーツの部活を始めた主人公が仲間と絆を固め、仲間やライバルたちと切磋琢磨しながら成長していく。それが学校の部活を舞台にしたスポーツマンガの王道だとしたら、本作はその王道ストーリーを大筋で踏襲しつつ、出だしから「記憶喪失」という変化球をぶち込んできた野球ギャグマンガ。物語が進んで主要登場人物の「記憶喪失」以前の事情が明らかになるにつれてシリアス度が増し、ギャグが減ってしまう点は好みから言うとやや残念。とは言え、個々の登場人物の葛藤と緊迫した試合展開の両軸のドラマが重なり合いながら展開する熱い青春ドラマである。 椎名 ゆかり
常勝チームの要がゆえの苦悩から、記憶喪失になってしまうという設定の主人公。ギャグとシリアスを織り交ぜながら展開される同作は、負けたものの挫折と苦悩、そこから再起だけでなく、勝ってきた側の苦悩や再起に光りを当てる。天才の上にはさらなる天才がいるという、辛い勝負の世界における描写をつぶさに映し出しながら、それぞれの登場人物の心理描写やストーリーに、勝ち負け以上に人としての成長の価値について学びが多い作品だ。 江口 晋太朗
おバカキャラの高校生主人公が、実は中学の時は元天才キャッチャーで、あることをきっかけに記憶喪失になることで自分の野球人生への悩みを押し殺していた。というしょっぱなから衝撃のストーリー展開で一気に引き込まれます。主人公が相棒の天才ピッチャーと挫折を経験した周りの選手に助けられ、前を向くまでの前半部分のストーリーテリングが秀逸で、私は野球に全く興味もないしやってみようとも思わなかった口ですが、野球を見てみたいなと思うほどにおもしろかったです。主人公のお母さんがいつでもフラットなのと、相棒がどんなときでも主人公を信じるという、危うくもある信頼関係もいいのです。この先の展開が楽しみ。 風間 美希
中学時代に天才バッテリーと呼ばれた清峰葉流火と要圭。しかし要が突然の記憶喪失によって野球嫌いになり、ふたりは都立高校に入学します。一方、清峰・要コンビとの対戦から自信を失い、野球をやめた元球児も同じ都立にいました。弱小都立で偶然にも出会い一緒にプレーすることになった野球をあきらめた少年たちとその元凶バッテリー。彼らにとって野球と向き合うことは己と向き合うことです。複雑な思いを抱えながらもともに成長する彼らに胸がアツくなります。 みっちー